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全国造園技能競技大会 IN京都

2014年10月24日

 10月18日、19日。当社も所属する日本造園組合連合会の2年に一度開催されている、造園技能競技大会に埼玉県支部の仲間が出場することになり、私も現地の京都へ応援に同行しました

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 京都植物園にて全国16チームが定められた敷地に同じ材料を使い独自の庭を作庭する競技です。一日半の限られた時間で本気の勝負が始まりました。

DSCF2453.JPG 埼玉県からは、作庭志 稲田の稲田さんと庭照園の羽鳥さんがコンビで出場しました。


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景石を据える稲田さんと延段を敷く羽鳥さん。

休む暇もなく半日ひたすら作業を続けました。この日まで何度も練習を重ねてきた様子がわかります。無駄な動きがまったくありません。二人は黙々とやっているように見えますが、こちら側には何百人ものギャラリーが見ています。庭職の者もたくさん見ています。おそらく、凄いプレッシャーだと思います。

 この勝負は「自分との本気の勝負」である。と感じました。

 会場のすぐ隣では沢山の出店者がお店を連ねてイベントもやっていました。このクスノキ並木にこの雰囲気がとても居心地がよく、歩いているだけで楽しい気分になります。稲田さんと羽鳥さんには申し訳なかったですが、ここで地元の出店者の方と色々話が出来てとても楽しかったです。そしていつも植木屋本庄の本庄さんと一緒にあちこちまわっていました。

DSCF2450.JPG 他のチームでも高いレベルで様々な庭を造っています。気になったのが山口県のチーム「長州志士」。テーマ「在り来たり」。 確か夏の京都研修でも一緒に作業をしました。DSCF2480.JPGそして香川のチーム「まんでがん」。テーマ「足あと」DSCF2464.JPG

 二日目。我らが埼玉は最後の一秒まで造り続けて、競技が打ち切られました。残り一時間からずっとそばに居ました。     手を出したりする事はもちろん、話しかけても減点、失格の対象になります。心の中で「そこ、もう少しおさめて! 枝が引っかかってるよ・・・」 選手も我々も必死になって仕上げました。終了のサイレンが鳴ったとき、熱いものが皆に込み上げてきました。   精一杯やり遂げた。これが「自分との本気の勝負」。目の前の2人は競技前より格段に大きく見えました。

 この競技に出場するにあたり、自身の仕事も犠牲にして時間を費やし遥か京都まで乗り込む気概。そしてなにより、採点による順位と、多くのギャラリーがずっーと見ている中で力を出し切らなければいけないというプレッシャー。それでもチャレンジした稲田さん、羽鳥さんに敬意を表します。私自身も今の自分に足らないものを教わりました。ありがとうございます。お疲れ様でございました。

 埼玉 チーム「稲と鳥の魂」 テーマ「縁側の物語」

DSCF2461.JPGDSCF2462.JPG 午後2時頃に競技が終わり、5時の新幹線で帰らなければいけないのですが、私の希望で哲学の道から銀閣寺を抜けて南禅寺方面へ向かい、無燐庵に行きたいと強引にも押田青年部長にお願いし、そちらへ向かいました。

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 タクシーの運ちゃんが「始まりはここや。こっから歩いてけ」って言うので歩き始めましたが、結構あります。

 もともとは明治の頃、琵琶湖疏水沿いにサクラ並木が植えられ、明治の文人たちがよく散策していたらしい。

 それが昭和47年に地元の方たちがサクラの保存運動を進めるにあたり、「哲学の道」と称したらしいです。

 

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この札を見て感動しました。

「区民の誇りの木」 ソメイヨシノ

自分たちの街の木は自分たちが守る。

行政に任せきりでなく自分たちで良くしていこう、見守っていこうという美しい街の美しい心を見たようでした。

木を愛する美しい景観の街には多くの人が集まる。

京都だから特別なのではなく、その心の文化が受け継がれてきたから美しい街が出来ているのだと思います。

 南禅寺へ向かう途中、気持ちの良い定食屋でご飯を食べ、近くによーじやカフェがあるというので、んじゃいってんべということで、よーじやカフェへ。

DSCF2494.JPG気がつけばもう帰る時刻になり、無燐庵は諦めてタクシーで駅へ向かいました。

 紅葉が始まってるな~ 今度は観光で来よう。

という事で来年も来るであろう京都を後にしました。

とにかく、この京都の庭の文化は素晴らしい。

訪れる度、発見があります。

庭師という職に就けたことが幸せだと思いました。

埼玉に戻って、またがんばろう!!

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