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8月の京都、9月の甲府

2014年10月03日

 暫らくブログをさぼってしまいました。

気がつけば10月に入り、今年もすぐにお正月が来てしまいます。

これまでの事を一気に振り返ります。

 8月は(一社)日本造園連合組合埼玉支部、青年部の研修で京都へ2泊3日で行ってきました。

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現地についてまずは「天ぷら 吉川」さんへ。京野菜の天ぷらを頂きました。

ここは旅館にもなっており、外国人が多く宿泊していました。私たちが庭師ということで特別に中庭を拝見させて頂きました。この庭は小堀遠州の手がけた庭だそうです。京都らしい苔と池のある落ち着いた庭でした。縁側でお茶を頂き、気がつけば1時間位たっていました。困った事に、外国人は注意してもお構いなしで苔の上を歩いてしまうそうです。国の文化の違いでしょうか。しかし、日本人の若い世代でもこの庭の文化を知る人は少ないのでは?と思いました。それを伝えていくのも我々の仕事だと感じます。

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夕方、全国の若手造園家が木屋町にある「がんこ高瀬川二条苑」に集まりました。ここは「第二無燐庵」と呼ばれてもいます。明治の政治家、山県有朋の別荘でもありました。南禅寺の方にある有名な7代目小川治兵衛作庭の「無燐庵」は素晴らしく何度でも行きたい庭でありますが、ここ「第二無燐庵」もとても素晴らしかったです。

 注目すべきは庭の流れです。鴨川の流れを庭に引き込んでいます。「無燐庵」も琵琶湖疏水を利用しています。池ではなく浅い流れ、音、とても参考になりました。

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多くの造園家との懇親を深め、翌日は実施研修が控えていましたので、おとなしく休みました。

研修は公開禁止ということで、詳しくは公表できませんが絶対に入る事すらできないであろう某館で剪定を行いました。貴重な経験でした。

 最終日は竜安寺に行ってみました。石庭で有名、世界遺産にもなりました。世界各地から外国人の多さにびっくりです。お茶屋で日本の店員さんがスペイン人のおばちゃんの出したお金が足らないのが通じなくて困り果て、諦めていました。

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石庭は有名です。が、私はよくわかりません。むしろ園路の雰囲気や石庭のバックにある版築塀が興味深かったです。そして竜安寺近くにある「北山都乾園」さんに行けた事。ここは石や灯籠などの古材を扱っている老舗のお店です。社長にお付き合い頂き様々な説明をしていただきました。

 京都は庭の文化が浸透しています。一般の人々の意識も高いと思います。それは歴史があり、その時代背景を庭に顕現し、なによりその作庭の中でその一手に、一石に、一枚に、意思を込めてきたのだと強く感じました。我々も造るその一手に意志を込め、心を込めて行くこと、それを伝えることが文化を創ることなんだと思います。京都は毎回行くたびに新しい発見があります。

 10月にも行く予定があります。全国造園技能大会で埼玉県支部の仲間がチャレンジします。楽しみです。

 そして9月は山梨県の甲府に短期工事で行く機会がありました。泊まりで行く工事は初めてでしたが良い経験をさせて頂きました。10月は熊谷市R様邸の庭改修工事を着手させて頂きます。暑さで有名な熊谷市。来年の夏にはよい「涼」がとれるよう、雑木を使って心地よく、管理のしやすい空間を創ります。それと同時にお彼岸を過ぎると一斉にお庭の剪定のスタートです。毎年ご依頼いただける事に感謝し、よい育成管理をしていきたいと思います。

 11月にはいつもお世話になっているT建築設計事務所様の依頼で、本庄市の新築店舗様の庭と群馬県、松井田のN様邸造園がスタートします。京都で学んだ「一空間に、その一手に、一石に、一本に」心をこめて「いい庭」をつくりたいと思います。

 

 

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